「社会的養護の子どもたちの現状と自立支援についての学習会」を開催します

「社会的養護の子どもたちの現状と自立支援についての学習会」を開催します

更新日:2021年9月9日

「社会的養護」とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことであり、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。

現在、児童養護施設や里親など、社会的養護のもとで暮らしている子どもはおよそ45,000人。この子どもたちの約半数は虐待を受けた経験があります。宮城県では、退所後の生活保護受給率が高い、退所後3年で措置解除された者の約3割が連絡先不明となるなど、自立が困難な生活に陥りやすくなっています。

このような子どもたちを社会全体で育むために、現状を知っていただき、支援者を増やしていくことを目的として開催します。

詳しくはこちらのチラシをご覧ください。

 

◆日   時  2021年9月29日(水)13:30~16:00


◆開 催 形 式  オンライン(Zoom)開催


◆参加対象者  企業関係者 行政職員 児童養護施設等職員 里親 若者支援団体 一般の方などどなたでも


◆参加申込方法

下記メール宛てに「9月29日イベントへ参加希望」と氏名を記載してお送りください。

折り返しZoom参加のURLをお送りします。

Email  info@cl-miyagi.org

 

◆内   容

下記の報告と講演を聞いていただき、私たちにできる支援について考えます。

( 1 )社会的養護の子どもたちの現状と課題

報告者 特定非営利活動法人チャイルドラインみやぎ 代表理事 小林純子


( 2 )講演「社会的養護出身者など困難な環境にある若者の自立を支援するために」

「首都圏若者サポートネットワーク*」と「アフターケア事業全国ネットワークえんじゅ」が協力して実施した、社会的養護出身者など困難な環境にある若者の自立を支援する団体66団体へのアンケートなどをもとに、2021年6月に行った政策提言についてお話をしていただきます。(約30分予定)

講師 小田川 華子 氏 公益社団法人ユニバーサル志縁センター事務局長、首都圏若者サポートネットワーク運営委員

東京都立大学、武蔵野大学等非常勤講師、博士(社会福祉学)


*首都圏若者サポートネットワーク

児童養護施設や里親など、なんらかの事情があって「社会的養護」と呼ばれる公的な支援のもとで育った子ども・若者たちが、社会のなかでみずからの力を発揮して生きていくことを応援する民間のネットワークです。

困難を抱えた当事者の子ども・若者に対して、一対一で継続的な支援(=伴走型支援)をおこなう「伴走者」をはじめ、子ども・若者の支援に携わるさまざまな団体・個人、協同組合、学識者などが連携をとり、①基金造成 ②助成金給付 ③就労・キャリア支援 ④調査研究・政策提言の4つの事業をとおして、子ども時代につらい経験をした子ども・若者たちをサポートしていきます。


お問合せ先

特定非営利活動法人チャイルドラインみやぎ

(宮城県社会的養護自立支援業務及び仙台市児童養護施設等入所児童自立支援・アフターケア事業受託団体)

〒981-0954 仙台市青葉区川平1-16-5スカイハイツ102

TEL&FAX 022-279-7210(10:00~17:30)

Email  info@cl-miyagi.org


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